2006年4月 2日 (日)

続・入院患者のお茶事情

ほんとーにお久しぶりの投稿です。
茶話連のみなさま、それぞれ忙しくされてますかー?

私、さとは、またまた入院することになっております。
今回は長くて2~3ヶ月の予定。といっても、1月終わりから入院してるので、あと1ヶ月弱なのですが。

ってな訳で、また茶器持込みですぜ! どんな状態にあってもウマい茶を飲むことだけはオロソカにできないですからね。
今回の持込み茶器は、2年半前の入院時の経験から、
・湯沸しポットより給湯室のお湯を保温ポットか水筒にこまめに汲む方が、場所もとらず面倒が無い
・鑑定杯でがばっと淹れるだけより、茶漉し付きマグカップと1杯ずつ飲めるような小さい急須と大きめ茶杯を使い分ける方が無駄が無い
という反省点を踏まえて(ってか、そんな反省、ふつーするかね?)、次のようなラインナップとなりました。
Nyuin1(左写真)
●パンダ柄の茶漉し付きマグカップ
●500cc保温水筒

Nyuin2(右写真)
●竹柄の磁器急須
●日本茶カフェ「雪月花」オリジナル煎茶器セット(泡瓶/茶碗/湯冷まし)

・・・って、相変わらず、“入院を何だと思っておるんだ、こいつ!”な奴でございます。

想定外な事態として、
・前回入院時と給湯器の設備が変わっていて、出るお湯の温度が若干低い
・今回は膝をがばっと切る手術のため寝たきりになる期間が長かったので、自分でお湯を汲みにいけない
っちゅーのが、ちと痛かった。(いや、2つめは想定の範囲内ではあったのですが、まるで考えてなかったよ(^^ゞ)

ともあれ、伝い歩きながらお湯を汲みに行けるようになり、入院茶ライフを愉しんでいる今日この頃です。
いやぁ、やっぱウマい茶が無いと、生活に潤いがないですよ。
どんなお茶を頂いているかは、こちら参照。⇒ 「今日飲んだお茶」ブログ

あー、しかし、今年は花見に行けません。花見で一杯・・・・・・くーっ、残念。

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2005年9月 7日 (水)

「茶話」再スタート

さーて、8月末で閉鎖されちまった「広島話しまショウ」ですが、
こーして今!さとさんのブログを間借りさせていただいて、
「茶話」復活です。パチパチパチ!

このセットアップから、過去ログの収納からデザインから、
みんなさとさんに甘えてやってもらっちゃった。
さとさん、ありがとうございましたー。

えーと、以前の「茶話」は、順番を決めてまわしていたのですが、
これからは基本的にはランダムに、
書きたいライターがどんどんアップしていくルールにしようと
思っています。

そろそろ、台風が秋をつれてきますよ。
そしたらまた、あったかいお茶がおいしくなる季節。

今日飲んだお茶報告でもよし、茶でも紅茶でも珈琲でも酒でも・・・
楽しみにしています。

せっかくなので最近のお茶事情をすこし。

暑いのでやっぱり麦茶ごくごく生活ですわ。

そういえば、ラパンで「果汁入り月桃アセロラ茶」っての飲んだわ。
これ微妙でした。
加糖してなきゃいいのになー。
アセロラの酸っぱさに、ほのかーにあの、なんというか
男らしいというかアンバーのような独特の
月桃の香りがして、おもしろいです。

月桃って沖縄ではその葉っぱでおにぎり包んだりするそうですね。
殺菌作用があるんだそうで。
きれいな花が咲くんですって。
ちょっと高いけど、月桃のアロマオイルがあって、
その香りもちょっとエキゾチックで変わってて好きです。


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2005年8月31日 (水)

「茶話」お引っ越し

「広島話しまショウ。」の終了に伴い、「茶話」をこちらのブログにお引っ越ししました。
取り急ぎこれまでのコラムが読めるように!と、ダッシュで移行したところです。今のところ、ここまでの各コラムへはコメント・トラックバックはできないようになってます。
しばらくはご了承のほど!

この記事にはコメントできるので、何かご要望ありましたら、この記事へのコメントでどーぞ。
今後ともどうぞよろしく。

システム担当:さと

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16.チャジンタルモノ(Written by いちご)

2004年10月19日

お久しぶりのいちごです。
すがすがしい秋の風を感じるようになりました。

先日、煎茶のお師匠さまの茶会をお手伝いしたときのこと。

私はお点前をしていました。淡々と進めているところへ・・・
一匹の蚊がチラリと見えました。
「なんだか、やだなぁ…。」
私は虫刺されに弱い体質で、腫れあがるのです。
「いやいや、お点前に集中せねば・・・。」
自分に言い聞かせながらお点前を進めていきました。

しばらくして、その蚊がふわふわと近づいてきたのです。
「どっか、行ってくれないかしらん。あっちに人がいっぱいいるのに…。」(←無責任)
でも、蚊はそんな私の思いも露知らず、点前座の回りをふわ〜りふわ〜りと飛んでいました。
普段の私なら、ニクイ蚊はすぐ退治するのですが、今はお点前中。
たくさんのお客さまの前でパチンって叩けないです。

一煎目を並べているとそのニックキ蚊はお茶碗の方に近づいてきたではないですか。
「きゃぁ〜。どうしよう!」
お茶に入ったら一大事です。

この場が自宅だったら「ごめんなさい、蚊もお茶飲みたいんですって」
な〜んて言ってお点前を中断し、出し直すこともできます。
でもスケジュールの決まったお茶会のお点前を中断するわけにもいかず、
手で追い払うこともできず・・・。
「お茶の中に入らないで〜〜〜」
私は顔には出さずに心の中で悲壮な思いを蚊にぶつけます。もうドキドキものです。

「あぁぁぁぁ、入りそうぅぅぅ。そっちはダメーーー!」
・・・・・・

「はぁ〜、よかった。」
その蚊は私の願いをきいてくれ、お茶碗から離れていきました。

もし蚊が入っていたら、もちろんそのお茶は出せません。
お師匠さまが水屋から代わりのお茶をだして臨機応変に対応してくれるでしょう。
でも、お師匠さまの晴れの場でそんな不恰好なことはしたくありません。
だからお茶碗に入らなかったその蚊は私にとって恩人(大げさ?)のようでした。

でもその蚊はそんな気持ちで見ていた私を刺しにきたのです。
ちぇっ、感謝して損した気分です。やっぱり蚊は蚊です。
その蚊は着物の上から刺そうとしましたが、針が刺さらなかったのでしょうか。あきらめてどこかへ飛んでいきました。
「イェーイ!」
私は蚊に勝ったのです。
蚊がいなくなり、動揺がお客さまにバレることもなくお点前を続けることができました。
(って思っているのは私だけかもしれないけど・・・。てへっ)


お茶会全体はお師匠さまのお人柄、すばらしいお道具の数々でとても良いお茶会でした。
いつか私もあんな席がもてたらいいな・・・。
ただし、蚊の入場はお断りだけど。


◆今日の反省◆
どんな時も平常心って本当に難しい。茶人への道のりは険しいです。
まだまだ修行が足りません。
お師匠さまのように堂々としていたいです。
がんばろっと・・・。

おまけ:他の席でお点前した人に聞いたら蚊が飛んできたのはその一回だけだったみたい。
なんで???

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15.茶との出会い (Written by orata)

2004年09月29日

私と中国茶の出会い。97年か98年のことだと思う。

工夫式で淹れられた中国茶を初めていただいたのは、表参道にある『遊茶』にて。
何を選んだのかも覚えていないわ。なんだか楽しそうだなぁってだけで喫茶店に行く感覚で訪れたお店。ちょっと緊張しつつ、どんなだろうって期待して。
「あれま!美味しい!」って思ったのだと思う。
記憶はイマイチしっかりしていないのだけど、その後早いうちに芝大門『華泰茶荘』にも行ったのだから。
初めて自分で購入した茶葉は『華泰茶荘』のお店で林聖泰さんが試飲をすすめてくださって、そのまま求めた鳳凰単叢。

#実はこのお茶まだ未開封であるのよねー。処分するのも寂しいし、開けるタイミングを失ってしまったお茶葉です。

この時期、香港を旅行した折には『茶藝楽園』を訪れることもあったのだけど・・。
「中国茶は美味しいけど、難しそう。」で終わってしまったのでした。


そして中国茶との再会。2001年。
見知らぬ土地に越してきて、お友達がほしいよぅーー。ときっかけ作りになれば良いなぁなんて邪な考えで『VONTADE』や『わ膳』を訪れました。

久しぶりにいただく中国茶は、ゆっくりとふんわりと穏やかな時間をもたらしてくれました。
茶器や茶葉を愛おしく感じる好さげな予感。
それからは「自分が好きなお茶を知りたい。」そんな気持ちでお茶会や中国茶の講習に参加しました。
中国茶テーブルセッティングの美しい写真などを見てはうっとりし、物欲は限りがなく、本当に欲しいものか、今なんとなく欲しいのかも良く判らないままつい買い物をしてしまったり。
求めるものは僅かでも、あぁ楽しい。自分の中の流れがきっとそうさせるのよ。逆らわないでおこうっと。ししし。

私にとっての中国茶は、心地よい時間をもたらしてくれるもののひとつであって“完全なるお茶バカ”になりきれてない気がする。でもそれじゃぁつまらん。なんでも半端な自分がいやでねぇ。なんにつけ、うじーっと悩んだりするんだけど。でも最近はまぁいいか。と思えるようになってきた。
三十路効果かしらん♪

何よりもお茶を通じて素敵な方々に出会えたのは一生の宝です。
もうっ気持ちいいのよ。
美味しいものを美味しいねって言い合える仲間って!

■今回の筆者■ orataさん
花のお江戸からここ広島にはるばるお引っ越ししてやってきた美人妻。お茶のかおりに誘われてディープな茶飲みバカ連の毒牙にまんまと・・・と思いきや、どっこい逆にめろめろにしております。うまいお菓子にめっぽう鼻がきく彼女はまたお着物がとってもお似合い。そのはんなりした佇まいと江戸っ子のキップのよさが同居する魅力的なひとです。


と、紹介文を本人に見てもらったら、「きー!よく書きすぎだわー!美人妻・・・・思いっきり語弊があるわ。みなさまに顔向けできなくなってしまいます。削除の方、何卒よろしくです。」
とチェックを入れられてしまいましたがそのまんま掲載いたします。だってほんまなんじゃもん。げしし。

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14.「1さと」の真実、あるいは入院患者のお茶事情(Written by さと)

2004年01月21日

残暑も過ぎ、ようやく秋らしくなりましたね。あったか〜いお茶がいとおしい季節です。
今日は、栗きんとんに木柵鉄観音(台湾の鉄観音茶です)、あー、うまいっ。

・・・・・・・・・・

もう新年やんっ。それどころか松もあけとるやんっ。をいっ。( ̄--)/(^^;)
あけましておめでとうございます。いや、違う。ごめんなさーい。
11月に上の文を書いた後、年末まで仕事に忙殺されてました。まぢで「忙殺」って言葉の意味を身をもって知る日々でございました。忙しくて殺されちゃーいかん。お茶飲んでなごまなければ。

ところで、めっきり「新しい単位」創出中の茶話連だった訳ですが、

> # ちなみにお茶会では、「1さと」という単位も登場します。

>  1さと:やんわりと教え諭すこと
>  5さと:軽い説教
>  10さと:教育的指導
> 30さと:折檻

・・・って!
「折檻」なんて、そんなことする訳ないじゃないの〜。
困るわぁ、アーメイさん、これぢゃ、私が説教オバサンみたいじゃない。
お茶会ではまだ「10さと」以上は発動しておりません。みなさん、ご心配なく。そもそも、「1さと」と言うのはですね、・・・・・・

じゃなくて!
今回は、入院中も茶を飲む話です。

8月後半に10日間ほど、入院しました。
こう見えても(?)、さとは関節に持病持ちだったりしまして、昨冬あたりから膝が腫れるようになり、注射だの薬だので抑えていたけれど、どーにもこーにも治らず。ついに、
「じゃ、開けて悪いモン取り出すかね。一週間ちょっと入院ね。」
ってことに。先生〜、そんなに気軽に言うけど、手術よ!入院よ! 一週間以上、マトモに中国茶が飲めないなんて、すっごく困る!
・・・心配することが何か違うでしょうか?
まぁ、気にされずに。茶馬鹿の心配対象なんて、結局はお茶が飲めるか飲めないかしかないのです。
(手術自体それほど重大なものではないことは、確認済みだったりするんですが。それから、本当に有り難かったのは食事制限のある病気ではなかったこと)

という訳で、手術が決まった7月下旬から、動き出しました。手術の準備じゃなくて、茶の準備を。

■まずは、お湯。中国茶を入れるには、沸騰したお湯が必要。
病棟の室内にキッチンガス台なんてあるはずがない。
中国茶用の電気式ガラス煮水器(やかん)[こういうのです](井口『わ膳』で購入)を持ってるけど、ヒーター部分がかさばるから、置き場所に困りそう。アルコールランプ式の煮水器(中町『VONTADE』で購入)がコンパクトで良いけど、室内は火気厳禁だろうからダメだろうな。
湯沸かしポットを持ち込むか? しかし、わざわざ買うのも馬鹿馬鹿しい。
→レンタルを検索。う〜ん、イベント・パーティ向けの大容量のはあるけど、個人ユースの小容量のは無いぞー。
→ネットの掲示板で小容量のを扱ってるところは無いか質問。良い回答は無かったけれど、それを見た友人から「貸してあげるよー」とメール。有り難いなぁ。でも、やはり中容量以上。仕方ない、買うか。
→デオデオ(家電量販店)へ行く。小容量のって、案外割高。再沸騰できるタイプがいいんだけど、9000円以上する。
→東急ハンズへ行く。1リットル位で保温ポットはあるけど、湯沸かしタイプはなかなか無い。1.7リットルの電気ケトルというやつを発見。悪くは無いけど、ちょっとでかい。T-FALか。小さいのないかなぁ。
T-FALのサイトを検索。おっ、あるじゃん、1リットルタイプ。値段も定価で7000円。販売価格で5000円位か。この位の値段なら出してもいい感じ。買いだー!
→8月9日、デオデオへ行く。
控えてきたメーカー名・商品名・型番のメモを見せると、「申し訳ありません。この商品は取り寄せできますが、メーカーが今日からお盆休みに入ってますので、18日以降になるんです」・・・18日に入院。間に合いません・・・・・・(T-T)
しかし、ここで終わっては「茶話」になりません。
窮鼠猫を咬む、茶馬鹿何でも思い付く(全然違うぞ)。あのテの洋モノキッチン家電、天満屋が結構品揃えが良かったことを何故だかピーンと思い付く。以前、アルパーク天満屋に行った時(さとは広島市の東の方に住んでいるので、アルパークにはめったに行きません)、通りすがりで見た記憶が突然甦える。八丁堀の天満屋にもあるだろうか?あったらラッキーなんだけどな。天満屋行ったら・・・ええ、もう、本当にこれは、神懸かりとしか思えません・・・あるんだもん。これを天の采配と言わずして何と言いましょう。買いましたとも!

■さて、湯の算段が済めば、次は茶器。
さすがに病室で茶藝よろしく茶器一式持ち込んで淹れるのは無理として。最低限の道具でしかも片付けの手間が少なく、かつ最も効率よく旨い茶を淹れるには、どんな茶器を選べばよいか?
簡易に中国茶を飲む方法としては・・・
(1)茶碗・カップに茶葉を直接入れてお湯を注ぎ、茶葉をよけながら飲む
(2)茶漉し付きマグカップ(中国茶用・ハーブティ用など)を使う
(3)小さめの陶器の急須(日本茶用でも可)で一杯ずつ淹れる
職場で飲む時に、(1)や(2)はよくやります。簡単なのでオススメ。茶馬鹿には、職場に茶壺(中国茶急須)持ち込んでたって人もいるけど。
どうしようかな? コーヒー用のカップも持って行きたいから、あまりカップとかがごちゃごちゃ増えるの嫌だしなぁ。
・・・と、ここでまた神が降りて来るが如き思い付き!
『鑑定杯』というものが存在します。
「茶話」を以前からお読みのみなさまには、「中国茶アドバイザー試験」を思い出してくださいませ。さとがチョー苦手としたテイスティング試験の際に、お茶を不味く淹れる・・・いや違った、均等に鑑定できるように淹れる道具です。
二度と見たくないはずの道具だったんですけどね。

「これって、陶器の急須と、その急須一杯のお茶が注ぎ残し無くぴったり入る茶碗のセットじゃん」

kantei01まとめると、ほ〜らこんなにコンパクト!

kantei02右が急須代わりに、左が茶碗代わりになるでしょ?
120〜150ccくらいの容量。
横にあるのが中国茶藝でよく使われる聞香杯・飲杯のセット。大きさを比較してね。


人間そう思い込んだら、そういうもんだと信じます。信ずる者は救われます。

こうして、実は病人さとは、電気ケトルと鑑定杯と、手持ちの中国茶の中からベスト5の茶葉を携えて、意気揚々と入院生活に臨んだのでありました。

車椅子や歩行器を使って歩かないといけない時期もあったり、同室のオバサマ達の止まらないマシンガンお喋りについていけなかったり、あんまし食事が美味しくなかったり(でも、少ない予算で必要な栄養を揃えるの大変だと思ったので、がんばって食べました)何かと苦労はありましたが。

旨い茶が飲めれば、全て世はこともなし。

しかも、看護婦さんの間では、鑑定杯って白くってシンプルな形なものだから、おしゃれなカフェで使うようなスタイリッシュな茶器か何かに見えたらしく、
「ステキな茶器使ってる患者さんが居るって噂なんですよ」
とか言われた。・・・・・・わはは。
結局、担当の看護士さんで中国茶好きって言う人がいて、その人には鑑定杯の正体明かしたんですが、反応は、
「へぇ〜」
黙っておけば良かったかな。

そして、退院後も、ついクセで、鑑定杯で淹れて飲む私が居りました。
あ、念のため、お断りしておきますが、きちんと茶葉に適した温度・時間で。テイスティングのように、5分もかけてはおりません。お間違えなきよう。(って、誰も鑑定杯で淹れないってば!)

では、このあたりで。さんざんお待たせしておきながら、この程度のムダ話で失礼〜。


※ご注意※
病院によっては電源を必要とする家電等の持ち込みはできないところもあるようです。私が入院したところは、決められた電気代を日額で支払うことで可能でした。もし、上のようなことを実行されたい場合は、病院にご確認ください。また、私の入院したところもそうでしたが、給湯室があって熱いお湯を汲める場合もあります。保温ポットを持ち込んで、お湯をもらうのもラクチンかもしれません。
まー、ふつー、そこまでして茶飲むヤツいないと思いますが・・・(^^ゞ

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13.「1アーメイ」とは?(Written by アーメイ)

2003年10月22日

こんにちは、アーメイです。

仕事から帰って閉めきった部屋の窓を開けると、ひんやりと澄んだ夜風が入ってくるようになりました。
もうそろそろ肌寒いほど。
夏の間は、帰ったら速攻冷蔵庫に首を突っ込んで、冷茶を引っ張り出して飲んでいたというのに、秋は優雅でいいですね〜。


食事の準備の前に、温かいお茶で一服。
温めた茶壷(=急須)に、烏龍茶の茶葉を入れて鼻を近づけると、ふわーっと良い香りがします。
んー、たまらない瞬間ですねぇ。
もう、晩御飯ほったらかして、一人でお茶会始めたいくらい。


さあて、こんなふうに茶壷を使っていれるお茶、例えば烏龍茶を飲むとき、皆さんはどのくらい茶葉を入れてますか?


雑誌や本には「〇グラム程度」と明示してあったり、「底に敷き詰めるくらい」とあったり、いろいろですよね。

私は、茶壷の大きさに合わせて適当に加減してるんですが、お茶仲間の指摘によると、私が普通だと思っている量は、けっこう多めらしいんです。

確かにやや多めなので、3煎目をいれる頃には、茶壷の蓋が心なしか持ちあがってきます。


これを見た口の悪い鬼編集長曰く、「あ、それ、1アーメイ」。


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1アーメイ:茶葉の量を表す単位。茶壷の蓋が軽く持ちあがるくらいの量。

      1アーメイ = 世の平均 × 1.2 
      標準的な量 = 0.83アーメイ


 ※ 1アーメイの定義については、諸説あり。
   世の平均の1.3倍だとか1.4倍だと言う人もいる。

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# ちなみにお茶会では、「1さと」という単位も登場します。

 1さと:やんわりと教え諭すこと
 5さと:軽い説教
 10さと:教育的指導
 30さと:折檻


自分では、そんなに多く入れてるつもりはないんですけどね。

今まで何度もお茶をいれてるうちにこうなったわけですが、思うに、茶葉の量って、お茶の味にとても影響するような気がするんです。


茶壷に比して茶葉が少なすぎると、味が薄いお茶になりますね。
そのぶん、蒸らし時間を長くすれば濃くなるけど、雑味が出やすくなるような気がします。


逆に、茶壷に比して茶葉が多すぎると、お茶の濃度をコントロールするのが難しくなります。
ほんの5秒、10秒油断しただけで、えらく濃いお茶になってしまったりします。

だから、おいしくいれようと思ったら、画一的に「〇グラム」とは言えないはずなんです。
茶壷の大きさ、形、それにクセだってあるし。

中国茶を置いてる店でお茶を飲むと、時々「あれれ?」と思うことがあるのですが、どうも「一人分3グラム」とか、画一的に量ってるのかなあ、茶壷と茶葉の量が全然つりあってないことがあります。

2〜3人分サイズの茶壷を出してきて、茶葉は3グラムくらいしか入ってないとか。


以前、とあるカフェで120ccくらいのサイズの茶壷に、茶葉が2グラムくらいしか入ってないことがありました。

しかも、凍頂烏龍茶だったのに、お湯の温度も90度を切ってそうなくらいに、低い。
そりゃあ、味なんか出るわけないです。

真冬にシャワーを浴びてて、途中からお湯が出なくなって凍えた時みたいな気分です。
もっと熱い湯をくれぃ!


あまりのことに「茶葉少なすぎるよ〜、お兄ちゃん」と言ってみたけど、全然分ってない様子。

きっと、自分で飲んだことないんだな。

ダメだこりゃ。


0.4アーメイだ。

じゃあ、どのくらいがちょうど良い量なんでしょうか。

具体的な数字を挙げると、100ccくらいのサイズの茶壷なら5〜6グラム、150ccなら8グラムくらい入れても大丈夫だと思います。
これが、1アーメイ。

これを0.83アーメイに換算すると、100ccの急須なら、4〜5グラム、150ccなら6〜7グラムでしょうか。(←ヤケ気味)

如何でしょうか。
多い?少ない?

茶壷に適した量は、茶葉のタイプやグレードによっても違うと思います。

例えば、台湾の非常に高い山で作られる高山茶の中でも、すご〜くいいお茶だと、茶葉が少なくてもいい味と香りが出ます。

しっかりと丸まった茶葉の粒をほんの5、6粒ほどマグに入れて、ダーッと熱湯を注いで、そのままちびちびと飲んだりするんですが、これでもすごく良い香りがします。
いがらっぽさは全然なくて、ほわっとした甘味が出ます。
元通りの形に広がった茶葉は、柔らかくてとてもしなやか。


でもね〜、私は、こんないいお茶をたくさん茶壷に詰め込んで、サッと出したような味も好きなんですよ。

香りも味もすごく濃くて、勢いがあるんです。
ただし・・・抽出時間の見極めが難しいから、そう簡単に最高のバランスにはなりません。なかなか思い通りにならず。

とはいえ、こんなお茶は、どうやって飲んでもおいしいんですけどね。
腕がいりません。(笑)


普段飲みのリーズナブルなお茶も、やはり、茶葉を多めに入れて高温でサッと出したほうが、香りがよく出るから、おいしくはいるような気がします。

でも、グレードが低いお茶って、往々にして味と香りが薄いのに尖った渋味が出たりするんで、タイミングをはかるのがこれまた難しいです。

特に、茶葉がボロボロにちぎれているヤツとか。
失敗すると、苦くて飲みたくなくなります。

やっぱり標準的な量で、程よい抽出時間でいれたほうが、失敗しなくて済むってことでしょうか・・・。


私は、とうぶん1アーメイでいきますよ〜。
春茶の在庫、まだしばらくは持ちそうだし。


(後日談)
実は、これを書くときに茶葉の量をはかるのに使ったのは、わりとふんわりと丸まったかさばるお茶でして・・・いやあ、あんまり大袈裟に書いてもなあと思ったもんで。

今日、お気に入りの高山烏龍茶をいれるのに試しに量ってみたら、100ccの茶壷に9グラム入れておりました。(^^;)
さすが、力強く、ぐぐっと蓋を持ち上げております。

でも、これじゃあ、「1アーメイ=世の平均×1.8」になっちゃいますね。そんなぁ・・・

このお茶の場合、「世の平均」は100ccに7グラムくらいかもしれません。
そうだ、きっとそうですよ。


なんか、体重サバ読んで言い訳してるみたいな気分になってきた。

じゃ、このへんで。

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12.妊婦のお茶事情(Written by はなみ)

2003年08月25日

今回のリレーコラム担当、本当はnulunuruさんなのです。
が、しかし。
お盆を前に彼は遠いところに。(いや、転勤されたんですけどね)
そのドタバタのドサクサで書かずに行っちまいました。
ぬるさん、ワンパスね。
次回はきっと「ワインと破産」についてみっちり書いてくださることでしょう。
・・・・

と、いうことではなみがつながせていただきます。

しかし、わたくし、今年の夏は「お茶日照り」でした。
それは、夏の初めに妊娠が発覚してからのことです。

6月の終わり(当時妊娠2ヶ月末)、いつものように
お茶を楽しもうと思ったある日のこと。
その当時の一番のお気に入りのお茶、中国茶の「武嶺野生茶」を淹れました。
野生茶というのは、茶樹の世話をいっさいしない茶畑で、自然にのんびりと
育った茶葉から作られるお茶。
おおらかなその香りの中にはいろんな香草のような香りもまざり、
台湾の山深い茶畑に思いを廻らせることのできる大好きなお茶。

しかし、その日はいつもと具合が違った。
「ん?」
なんだか味も香りもどーも違う。あれ? 濃く淹れすぎたかな?
薄く入れても同じ。
なんだか舌の上にざらざらとしたものが残るような感じ。
・・・美味しく感じないのである!

そのころから徐々に「つわり」の様相を呈してきたわたし。
「妊婦は味覚が変わる」とは聞いていたけれど、
お茶が美味しく思えなくなるなんて、軽くショックだった。

そんなある日、お煎茶のお稽古に出かけた。
つわりもまだ本格的ではないころで、気分も体調も良かったし、
気にせず出かけたのだが・・・
いつもなら、何杯飲んでも平気なお煎茶、
これがかなり体にコタえたのである。

お煎茶のお茶碗は御猪口のように小さくて、量もそんなに飲んでない
はずなのに、テキ面、「茶酔い」状態に。
目が回る回る、体がふらふらする、わたし、一体どうしちゃったの!?

おそらくお煎茶のタンニンやらカフェインやらが原因と思われた。
自分でもびっくりするほど、刺激物に弱くなっているようである。

むぅー、それじゃあ一体何を飲めばよいのだ。

そんな時、ハタと思い当たる。
「ほうじ茶って、タンニンもカフェインも少ないのよね、たしか」
これがビンゴだった。
ほうじ茶は美味しく飲めるのであった。

水を得た魚のように、喜び勇んで「うまいほうじ茶」を買うことに。

かねてアーメイさんから「丸八製茶場の加賀棒茶はうまい」と聞いていたので、
さっそく買いに行く。
袋詰めのリーズナブルなものもあったが、
なにせ他のお茶が美味しく感じられない状態のわたしとしては、
この際「いっちばんイイの」を奮発することに。

その「献上加賀棒茶」はうやうやしく和紙に包まれた銀色の茶筒に入っていた。
その茶葉、というかお茶の茎の、なんと均一で美しいことか!
焙じた香りもたまらなく素晴らしい。
はー、このうまい茶でつわりを乗り切れる、と喜びつつ、さっそくいただく。

・・・・・
!?
どうしたことか。
旨くないのである。
なんだか軽く発酵したような酸味が後味に残る。

・・・妊婦のお口には合いませんでした。(涙)

きっとね、普通の状態で飲んだらとっても美味しいんだと思うのよ。
・・・・つわり終了まで封印である。

そんな高級ほうじ茶ではなく、スーパーでなにげに買った
290エンそこそこのほうじ茶が一番美味しく感じるなんて・・・・
なにやらそこはかとなく情けないのであった。

そうこうしているうちに、つわりも真っ盛りとなり、
お茶どころか、口に入れるものすべてに頭を悩ます日々が続く。
「食べづわり」というのか、常にちびちび食べていないと
気持ちが悪いというタイプのつわりで、
その時期、自分のからだの中の胃とばかり向き合っていた。


お盆も過ぎ、ようやくそろそろ安定期を迎えるかな、という
この頃、つわりもずいぶん落ち着いてきたように感じる。

暑さもあって、お茶を淹れることから随分遠ざかっていたのだが、
クーラーのきいた部屋で退屈をもてあましていたある日、
ふと、「中国茶淹れてみようかな」という気が頭をもたげた。

おそるおそる、「阿里山烏龍茶」をいれてみる。
ながーいことほったらかしていた茶壷たちはほこりをかぶっている。
道具を清めて、お湯を沸かして、ていねいにお茶を淹れる。
忘れていた時間の感触が甦る。
夕方の日ざしの中にゆったりと湯気がのぼる。

はあああぁ・・・。おいしい。

そんなにいい茶葉ではなかったけど、たまらなく美味しく感じる。
茶壷のなかでふやけて広がった茶葉も、いつもより愛しい。


つわりって、あかちゃんを「異物」として感じた体が、
いろんな免疫機能を働かせることで起こると考えられているそうだ。

わたしの体も、ここしばらく、自分の変化についていけずに
とまどっていたんだろう。

ようやく、あかちゃんを受け入れてなれてきたわたしのからだ。
それとともに、お茶も以前のように美味しく楽しめるようになった。

時間をかけてお茶を楽しむことも、
生まれてくる子供を愛おしむことも、
どちらもこれからのわたしにとっては、
あたりまえの楽しみになりそうな気がする。

これから、秋。
またしみじみお茶を楽しむのにいーい季節がやってきます。

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11.今日のきもの(Written by いちご)

2003年05月19日

新茶の季節ですね。で、体験してきました。茶摘み。
いやぁーとてもいい経験をしました・・・。
(先日のお茶摘みに参加した一人です。詳しくはシリウスさんのコラムをどうぞ。)
私は今後「飲む専門」がいいなぁと思います。・・・。

さて、私はお道具担当なので(?)お道具について話しまショウ。
今回は「きもの」についてです。えっ道具じゃない?まぁいいじゃないですか・・・。
ちょっと流行ってるみたいだし。ねっコーノ編集長!

私はきもの好きでよくきものを着ます。お茶(茶道)の関係で着ることが多いのですが、それ以外でも着ます。このきもの好き、いつから始まったのかしら。・・・

多分初めて着たのはお宮参りだと思うけど覚えていません。なんとなく覚えているのが七五三のお祝いのときかな?
3歳の祝い着は母のお下がりでした。
母は祖母(私にとっては曾祖母)から、昔ながらの祝い着を作ってもらっています。
「二枚襲(にまいがさね)」※1 になっていて、今ならその一枚だけで着ても良さそうなきものです。本来、留袖も二枚襲でしたが、今は簡略化されて「比翼仕立て(ひよくしたて)」※2 で作られています。
※ 1・・・ 二枚重ねて一対として着るきもの
※ 2・・・ 二枚襲を簡略化し、きものの内側に一部(襟と袖口と振り、裾の部分)白い生地を縫い付けて、着た時にまるで重ね着をしているように見せる仕立て方


kimono01紫のきものを上に着る。オレンジのきものはバラの模様もあるの。とてもモダンでしょ。
二枚とも裾に真綿が入っている。昭和初期のきもの。

幼心にこのきものを着ることを楽しみにしていたのを覚えています。楽しみというより、わけも分からず「すごいこと」だって思ってたのかな? 
このきもの、二枚で着るので子供にはとても重いのです。でも当時の写真を見ると父に抱っこされている私はにっこりしています。子供なりにポーズもとっています。

kimono02 7歳の祝い着も母のお下がりです。
花模様の刺繍襟をつけている。襦袢も赤で模様入り。なまいきぃ〜。でもかわいい・・・。

この頃のことはよく覚えています。お下がりではなく、新しいきものを買ってほしいと泣いた記憶があります。今だったら古いきものやお道具が大好きな私ですが、当時は自分のために作ってもらったきものがほしかったのです。

kimono03初めて自分のために作ってもらったきものはウールの対(着物と羽織)でした。お正月に着るだけでは物足りずに、小学校から帰って外で遊ぶこともせず、祖母にきものを着せてもらい家でおそろいのきものを着せたお人形で遊んでいました。
赤いウールのきものは私の宝物でした。
よく着てたなぁ。

この頃の写真を見るたび、きもの好きはここから始まっている気がします。
私の「エンジョイきものライフ」の始まりです。

きものの世界は奥が深く、まだまだ分からないことがたくさんあるけど、自分らしく楽しんできものに接していきたいなぁ。

さあ、きものを着てお出かけしようよ。今日は何着ようかな・・・。

これにしよ・・・。

kimono04小花模様のきもの。塩瀬の染め帯。
5月18日 晴れ 袷は今日が最後かなぁ・・・。そろそろ衣替えしなきゃ。


■今回の筆者■ いちごさん
茶飲み馬鹿連のサラブレッド。お道具フェチの彼女はなんと茶道(お抹茶、お煎茶)のお師匠さま。「あのね、日本のお茶と中国茶、わたしのなかでね、デコとボコがこう、ぴたっとはまるのよね、これが。」と深いお茶道を語る姿はまさにやまとなでしこ。お茶会いいよねっ。お酒もおいしいよねっ。日本一一升瓶が似合う無類の酒好きでもあったりする(本人最近やっと肯定)。

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10.4コマ漫画的茶摘みツアー(Written by シリウス★)

2003年05月12日

阿美茶館の選りすぐりの茶バカと呼ばれる方々と、平素人間的バカな私が上下町の新茶茶摘みツアーに参加した話を書こうと思う。


その日は朝から大雨で、茶バカ達の盛り上がる気分とは対照的なスタートだった。
みんなウキウキ、移動中車内には♪マークが飛び交っているように感じた。
この先待ち受けている事象も分からずに…。

着いた上下町でも雨脚はいっこうに弱まらず、肝心の茶摘みは風邪をひいてしまうとのことで10分程度のポーズ的茶摘みになってしまった。
それでも茶バカ達は教わったとおりに「一芯三葉」のルールを元にポキポキと軽快に茶を摘んでいた。
普段のお茶会時と同様に鼻孔に入れんばかりに匂いをかいだり、生の茶葉を食べてウマイ!とか言ってるやからもいる。
(生の茶葉はゴーヤーを湯がいた時の青味に似ているだろうか)

今回は上下町地域特有の製法ということで、釜入り煎茶を作った。
摘んだ茶葉をそのまま釜に入れ、その水分で蒸していく。
主に茶園の人のリードで参加者が見よう見まねで釜の中の茶葉をかき混ぜたり、むしろの上で揉んだりした。

人間的バカな私は、小学校の自動車工場社会見学の時も肝心の説明もうつろに工場の壁に貼ってあるヌードのポスター見つけてるような意識散漫なタイプなので、今回の体験中も一番うつろだった気がする。
茶バカ達はすげー熱心に揉んでた。茶を。怖いくらい、一心不乱に。

昼食として供された地元特産物をふんだんに使ったお弁当も見事であった。
アシタバやタラの芽の天ぷら、つくしや筍の入ったご飯、刺身こんにゃくetc
上下町の人々の心意気も伝わってくるハートウォーミーな弁当である。
目の前には雨に濡れたしっとりと美しい黄緑の新緑が広がり、あぁなんて至福の時なんだろう…と我々の幸福度デシベルと茶に対する情熱の傾斜が今まさに最高潮に達した頃だろうか。

「せっかくだから出来上がったお茶を飲んでみましょう」との声に、茶バカ達は喜々と急須にできたての黒緑色の茶葉を入れ、湯を注ぐ。
それぞれの紙コップに黄金色の液体が注がれる…。
きっとそれぞれ心の中で、「あぁどんな味なんだろ?」「きっと自分たちが一生懸命作ったからにゃー洗練されてはないにしろ、素朴な味がするだろう」などと思っていたに違いない。

ゴクリ………。

全身に雷が走った。

バカ正直者でもある私の開口一番は「これ、お茶?!?」であった。
マズイのである。
お茶のくせに酸味・渋み・えぐみ・雑味がそろい、その上なんだかまろ〜っとしているのである。
スーパー銭湯にありがちな薬湯湯の湯を誤って飲んだ感じに近いだろうか。

茶バカ達の落胆といったら。。。。。
テンション、一気に自由落下です。
ふざけ人間の私はここで「よぉし、もらった!!!」という気分でしたがね。
やっぱりこうでなくっちゃあ、オチは。

結局、「餅は餅屋」などということをぶつくさ言いながら疲れた体を引きずって茶畑を後にしました。
今回のイベントは町おこしも兼ねているようですが、
「一生懸命やればなんでも報われる」
という紋切り型の教育に、一石投じる社会見学にあててみてはどうかなと思った。

優等生的作文で締めると、
「普段なにげに買って飲んでいるお茶が、たいそう有り難く美味しく感じるいい経験になりました。」


                        −fin−


■今回の筆者■ シリウス★さん
・・・茶バカ仲間の「コスプレ部長」。真っ白なブラウス姿も見目麗しい湘南っ子だが、見くびっちゃあいけねえ、“夢は700系新幹線の運転”という制服フェチでもある。
彼女のどこか自暴自棄的デカダン漂う男前な文章には根強いファン多し。
厄年絶好調の今年、そんなシリウス節が炸裂する予感・・・!?

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