今日はアニメーションイベントの代休と言うか、後片付けするために休みを取っていたので、昼前にダラダラと起きて、イベントで借用したPCのデータ引き上げ&アプリ削除をした後、シネツイン1(本通り)にドキュメンタリー映画「小三治」を見に行ってきました。
いや、この映画があるから休みを取った訳でもあるんです(^^ゞ 何しろ上映が、22日~28日の1週間、16時30分の1回のみ(土曜にレイトショーはあれども、イベント日)なので。
シネツインに着いたら、某知った顔が見えたり…(笑)
↓写真はパンフレット。和綴じ本ふうですが、中綴じホッチキス止め(笑)

最初、映画としてはどうなんだろう? 少なくとも、大劇場で見るいわゆる“映画”ではないと思えた。NHK「にんげんドキュメント」のような感じで、テレビでもいいのでは?という気もしたけれど、見続けていると、寄席のシーン、弟子や他の噺家さんとのやりとりのシーンで、私も周囲も笑いを漏らしはじめ、なんとも不思議な雰囲気が…。
この映画は、とても贅沢な、疑似寄席体験なのかもしれない。
監督がそういう意図で作ったかどうか定かではないが、いくつかの演目の合間に、小三治師匠の日常や地方回りのエピソードなどが色物のように散りばめられて、そうしてトリへとなだれ込んでいく。
感動の嵐という映画じゃあない。ただ、「ああ、今日はいい噺を聞いたねぇ…」と言って三々五々家路につく、そんなふうな。
小三治師匠がリウマチ患者であるというのも、この映画を見たかった理由のひとつ。
ただ、そのことは、「プロフェッショナル 仕事の流儀」のように声高に語られる訳ではなかった。バイクが好きだったが病気のため止めたこと、毎日の大量の服薬(サプリメント含む?)は自分に病気であることを自覚させるためというような発言が、さらりと折り込まれる。私としては、その言葉は氷山の一角でしかないだろうと想像するのだが、翻って自分を見直すと、私自身も大変な日々もありつつ、さらりと日常を過ごすこともあり、大声で語るほどのことでもないかという気にもなる。病気を持つことも含めて、自分という人間があるのかも。
「人間が見える」ということが、いろいろな意味で、今後、私が落語を聴くキーワードになるかもしれない。
それはともかく、第2回生らくご会に出演していただいたミミちゃんこと柳家三三さんの真打ち昇進時のお顔拝見できたのは、かなり収穫。小三治師匠の前だと、まるで中学生か高校生のような、うぶな表情なのね♪(と、私には見えた) でも、師匠のひとことで表情がサッと引き締まるあたりは、流石というべきでしょうか。
これでしっかり気分転換。明日からはまたマジメに本業を勤めます。ここんとこしばらくサボってたからなー。ヤバイヤバイ。
仕事とアニメと落語とお茶の四輪で、私の日々は回って行きます。
最近のコメント